そこに
ふとこれは全部妄想で妻自体存在しないのではないかと思う事がある
自分達がどうであろうと変わらず進んでゆく世の中
変わりない風景に周りの人達
事情を知っているのか知らないのか何も変わらず接する人
もしかしたら気を遣ってくれているのかもしれない よく知る人達は気を遣いつつ前と変わらないように接してくれる
そうしていると あれ?これって?みないな感覚になる事がある
携帯の中や写真立ての中の妻
妻と一緒に映っている子供たちや私 そして抱かれる犬
そんな事を考えている横でだらだらと用事もせずに寝転がる子供
やはり妻は存在した 色んなモノをくれた 色んな日々を一緒に過ごした
そんな事では駄目だ妻が可哀想だ しっかりしないとと気持ちを奮い立たせる
日々追われる事であっという間に時が過ぎた気がする
つい昨日のような出来事のような気もする
毎日同じような事を繰り返し考えてしまう